日本茶は弔事の引き物に使われることが多い

日本茶は、日本の多くの地域でお通夜、お葬式、法事など弔事の時の引き物として利用されてきました。そのため、結婚式の引き出物のようにお祝いの贈り物に日本茶を用いると、「縁起が悪い」と嫌う人もいるのです。現在は、「日本茶は縁起が悪くない」といろいろなところで言われており、慶事用に華やかなラッピングをした日本茶も登場しています。 しかし、50代以上の方の中には、まだ「日本茶」は弔事の引き物というイメージを持っていることも多いのです。ですから、特に高齢者へのお祝いの品に日本茶を贈るのは避けた方がいいでしょう。「縁起は悪くない」と分かっていても、心情が悪くなることもあります。また、企業が顧客へ贈る品なども日本茶は避けた方が無難です。

お茶を贈るならば紅茶やハーブティーがおすすめ

「日本茶がお祝いにふさわしくないことは分かったが、相手がお茶好きなのでお茶関連のものを贈りたい」という場合は、紅茶や中国茶、ハーブティーなどがおすすめです。同じお茶でも、紅茶やハーブティー、中国茶などは弔事の引き物というイメージはありません。また、性別や年代に問わず贈ることができ、長期間の保存もできます。 また、「どうしても日本茶を贈りたい」という場合は、紅茶や中国茶のティーバッグと混ぜて贈る方法もあるでしょう。日本茶だけを贈るより、「縁起が悪い」というイメージは大分薄らぎます。また、日本茶にハーブをブレンドした製品ならば、ハーブティーとして贈ることもできるでしょう。いろいろと工夫してみましょう。